一昨日から、『デービッド・アトキンソン 新・観光立国論―イギリス人アナリストが提言する21世紀の「所得倍増計画」』(デービッド アトキンソン 著 - 以下、『新・観光立国論』)という本を読んでるんだけど、これが面白い!!
観光についてよ〜くわかる本で、これからの日本の課題やあり方などが書かれています。
「観光大国」という言葉はなんとなく知っていたけど、「観光立国」という言葉は初めて知りました。
気になったから早速調べたよ。
「そもそも、「観光」には、さまざまな種類があります。高級リゾートでゆったりと過ごすことを目的にするような富裕層の観光から、乗り合いバスで観光地をめぐる団体ツアーのような観光まで、目的や対象者は多種多様です。専門書によると、世界では少なくとも20種類以上の観光が確立されているということです。」(『新・観光立国論』より)
さてさて、両者の違いは…
まず「観光大国」とは、
『世界には少なくとも20種類以上の観光が確立されているようで…(観光に種類があることがすでに驚き)その中から幾つもの観光をサービスできる国が「観光大国」にあてはまるそうです。
『さて本題の「観光立国」とは、「その国がもつ特色ある自然環境、都市景観、美術館・博物館などを整備することで国内外の観光客を誘い込み、観光ビジネスやそこから波及する雇用など、人々が落とすお金を、国の経済を支える基盤の1つとして確立することだとされています。」』(『新・観光立国論』より)とありました。
つまり、「観光立国」という言葉に、明確な定義があるわけではないのです。
ただ、「観光立国」と呼ぶためには最低限の条件が"4つ"ありました。
それが、「気候」「自然」「文化」「食事」
なんだそう!
ご存知でしたか?
日本という国は、「観光立国」として非常に重要な4つの要素をすべて兼ね備えた世界でも稀有な国なんだってこと!
気候→寒暖差のギャップ(沖縄,北海道)
自然→動物と植物に恵まれた環境
文化→日本独自の幅のある文化
食事→世界文化遺産「和食」
ですが、こと「外国人観光客からの評価」ということになると、アジアでも劣等生、世界的にはまったくの「ランク外」という有様なんです。
理由は簡単で
・単純に「力を入れてこなかった」
・どこかで観光産業というものを〝下〟に見ていた
そして、最大の理由に…
日本人が「かなり的の外れた観光アピール」をしようと考えていることが挙げられていました…。
面白いにも程がある分野だ!今日も読むぞ!!